前回に引き続き、Blenderでの光線解析に関して調べていく。
レンズでの集光
前回までで、LuxCoreRenderにおける、光源光源に対する透明物体の透過や、鏡面反射に関してのふるまいの傾向がつかめてきた。
次に、レンズを用いた集光に関しても試していく。
まずは球を一方向につぶして、凸レンズっぽくする。
最大バウンス数は以下の設定の通り。ちなみに、前回の検討の通り、光源光線を透明物体を透過させるにはTotal Path Depthを2以上にする必要がある。
そこに光源を通すと、しっかりと集光している様子が確認できる。
次に、さらにレンズを縦方向につぶして、シリンドリカルレンズっぽくする。
縦横で違う焦点を持つ集光の仕方を再現できている。
次に拡散光をコリメート(平行に)してみる。厳密には、非球面レンズを使わなければ、球面収差が出てしまうが、今回は簡単な球面レンズで試す。
拡散するはずの光を、平行にしている様子がわかる。
ここまでで、光線解析に近しいことができそうな感じになってきた。