
この度FiiOから衝撃的な価格のイヤホンが発売されました。それが、『JD10』です。なんと価格が1,760円。
ぱっと見のデザインでは、理解が追い付かないほどの低価格になっていますが、そのパフォーマンスがいかほどなのか、気になる点も含めてレビューしていきたいと思います。
スペック
項目 | 仕様 |
ドライバー | 10mmダイナミックドライバー(ポリマー複合振動板) |
周波数特性 | 20Hz~40kHz |
インピーダンス | 32Ω@1kHz |
感度 | 105dB/mW@1kHz |
ケーブル | 高純度無酸素銅ケーブル(1.2m) |
重量(片側) | 約3.7g |
プラグ | JD10:3.5mm ステレオミニプラグ(金メッキ) JD10 Type-C:USB Type-C(プラグアンドプレイ対応※一部機種を除く) |
付属品 | 【JD10】 イヤーピース3ペア(S/M/L)※Mサイズ装着済み 無酸素銅イヤホンケーブル(0.78mm 2ピン仕様) クイックスタートガイド 【JD10 Type-C】 イヤーピース3ペア(S/M/L)※Mサイズ装着済み クイックスタートガイド |
実売価格 | 約1,760円(Type-Cモデル:約2,420円) |
外観







マイク付きリモコンは、右側イヤホンに接続するケーブルに付属しています。

GOODポイント
圧倒的コスパ
この価格で、リケーブル可能でこのデザイン性というのは正直、『価格破壊なのでは?』と思うレベルです。私はeイヤホンさんで、1,760円で購入しました。
音質に関しても、1万円クラスのイヤホンと遜色ないように感じました。さすがに、ミドルエンド(5万円)以上のものと比べてしまうと、音の解像度として気になる部分はありますが、それでもこのコスパは現時点のイヤホンで圧倒的ではないでしょうか。
MOTTOポイント
ケーブル
割と致命的?なポイントですが、2pinリケーブルシステムの欠陥ですが、2ピンがどちらの向きでも差さってしまいます。
![]() | ![]() |
正しい向き | 極性反対向き |
当然2ピンにはプラス/マイナスの極性があるので、向きを間違えて使用すると故障するリスクがあります。左右ともにプラス/マイナス逆につける場合には特に問題もないようなのですが、左右のどちらかだけ極性が反転していると、音が変なように聞こえます。(最悪イヤホン or 再生機器に不具合を生じる可能性もゼロではないようです)
この辺り、さすがに壊れないような安全設計はされているとは思いますが、もう少し機構設計で何とかできなかったのかと思います。
また、付属のケーブルですが、L/Rがめちゃくちゃ判別しにくいです。
うっすーく見える程度に、凹部があるのですごく目を凝らせば判別できますが、初見ではなかなか判別できないと思います。判別の仕方としては、リモコンがついているのが右側(R側)とする方が手っ取り早いです。

中身スカスカ問題
個人的に気になった点としては、横から見たときにスケルトンなのは個人的に割と好きですが、中身がスカスカなのが見えてしまう点です。


shureのse846などは、同じく横から見たときにスケルトンで中身が見えるのですが、割とぎっしり詰まっていて無駄のないデザインで好きなのですが、JD10は他モデルとの筐体の共通化のためなのか、中身が異様にスカスカで、ちょっと残念に感じてしまいました。
まとめ
少し機能的にもいまいちなポイントもある一方で、圧倒的なコスパが魅力ですので、少しでも気になった方は購入をオススメできる商品です。